menu01

menu02


第21回ハセツネCUPを終えて

HOME > インフォメーション一覧 > 第21回ハセツネCUPを終えて

2013年、各チームが送り込んだトップ選手が集まる激戦を制したのは、昨年のコースレコードを塗り替える7時間19分13秒で三原・白竜湖トレイルランレースのコースディレクターを務めたマラソンランナー東徹選手が決めた。じっとりと汗に光る顔は疲れてはいるけども表情そのものは、この上ない満足感に満たされていたのが印象的だ。女子は大石由美子選手が9時間26分55秒で第19回大会に続き2回目の優勝を勝ち取った。

今大会は前週から連日の好天と25℃を超えるほどの気温が数日間にわたり続いていた。大会当日も朝から日差しはジリジリと肌に刺さり、どれだけの水分を持てばよいのか?ウェア対策は?と選手たちをかなり悩ませたのではないだろうか。
 特に前半部分で気温の高さが心配されていたたが、トレイルに入れば乾いた風が肌にやさしく絡んで気持ちよく感じられ、走るのにはちょうど良いぐらいのコンディションだ。
土に足が沈む感覚や斜面を軽いステップで飛び出す感覚に夢中になりながら駆け下りていると、時折コース上に現れる声援には驚きと感激を感じる。とくに醍醐丸の応援はここ数年最大の盛り上がりを見せていたので元気をもらった選手も多かったのではないだろうか。
しかし気が付けば空は暗い色に変化しており、冷たくなった風が頭の上を通り抜けていく感じや緑の匂いにも敏感になる。ヘッドライトが遠くに点々と連なる御前山では、何の気配もない漆黒の闇の中から女性の悲鳴のようなものを聞いた人もいると思う、あれはこの時期特有の鹿の鳴き声で“求愛”をしている雄鹿のもの。あの瞬間、選手と動物だけがこの場所を共有しているような気分になったのは気のせいか…。

鈍い太陽光が眩しい光に感じ出す頃、トレイルから次々と選手たちが帰ってきた!制限時間の13分前に戻ってきたのは松村慈恵さん。この日はご主人の博史さんも大会に参加しており、9時間台という好記録で既にフィニッシュしていた。なかなか帰って来ない奥さんを心配して金比羅神社への坂を朝から何度か駆け上っていた。そこへストックで体を支えるようにしながらも微笑む慈恵さんの姿を見つけた。ご主人の応援を受け、フィニッシュまで走ると、今度は見慣れた沢山の仲間たちが声援を送りながら出迎えてくれていた、23時間47分03秒。これが彼女のハセツネ初完走の記録。完走できるかずっと自信のなかったという彼女は「ずっと関門との戦いで、間に合わないかもと何度も心が折れそうになりましたが、応援のみんなの所まで行かなきゃという思いで、最後まで諦めずに頑張ることができました!」と語っています。しばらく時間が経てば経つほど諦めないで良かったと心の中で強く感じることだろう。

汗と涙を流し熱い心と感動を味わった選手のみなさまと、大会を盛り上げてくれた家族や友人といった応援の方々、常にご協力を頂いた地元あきる野市、そして大会運営を支えてくれたボランティアスタッフ、大会役員の皆様に感謝いたします。また来年も奥多摩でお会いしましょう。

 

日本山岳耐久レース長谷川CUP実行委員会広報部長 岸 正夫



▲PAGE TOP

  • salomon
  • LA SPORTIVA
  • THE NORTHFACE
  • ESS
  • merrell
  • RxL
  • HOKA
  • ジロー
  • ESS
  • montrai
  • ランナーズ
  • トレイルランナーJP
  • OSJ
  • ALL SPORTS