10月に入り小和田御嶽神社分岐先の合流三叉路で蜂に刺された件で、地元協力会の養蜂家に蜂の巣の調査をしてもらっていました。
三叉路から蜂蜜のお皿に蜂を呼び寄せながら飛び立つ方にすこしづつ動かして巣を見つけるといった気の遠くなるような作業を4日間に渡りお願いしてきました。
蜂に刺されたトレイルランナー2名の場所はいづれもこの三叉路であると言うことがはっきりしています。三叉路の横のブナの木の表皮がはがれここから樹液が流れ出しこれを採取に蜂が頻繁に来ていることが判明しました。
この樹液採取の働き蜂は近くで脅さないかぎり人間を襲う事はないそうです。
刺された方はこの地点を駆け抜けた時に蜂にぶつかり刺されたとのことでした。危険なのは近くに巣があり、その近くをトレイルランナーが駆け抜けると危険を察した兵隊蜂が巣の防衛でトレイルランナーを襲うケースです。
このために現場三叉路の前後を徹底的に巣の捜索をしましたが発見にはいたりませんでした。
おびき寄せの蜂蜜皿から帰還する蜂はほとんどが御嶽神社方向にとんでいったとの事でした。
対策としては三叉路のブナの樹液部分を土で埋めました。コースから離れた御嶽神社方向におびき寄せの蜂蜜皿を置くことで三叉路対策に終止符をうちました。
御嶽神社周辺の蜂の巣の捜索は引き続き行い発見次第に駆除する予定です。
スズメバチが最も活発になる時期と重なる今回の大会は気をつけなくてはいけません。
香水、化粧品、整髪料などをつけない、黒色、暗色の服を避け、素肌を出さないことで被害を抑え、
なるべく「ポイズンリムーバー」を持参しましょう。
一般財団法人日本山岳スポーツ協会
理事長 宮地 由文