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安全講習会

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2023年度の募集は終了いたしました。来年度の募集は2024年2月頃を予定しております。


 

2023年安全走行講習会実施の趣旨

  1. 日本山岳耐久レース全コース(71.5km)を、迷わず、安全に、自然と他者に敬意を払い、かつ楽しく完走できる知識と技術を習得してもらうと共に、トレイルランニングの普及と安全登山の徹底及び自然保護マナーを啓発していく指導者の養成を目指す。
  2. 走力向上だけのための講習ではなく、安全走行講習会の趣旨を具現化するため、
    • 昼夜を問わず安全にコースを走行できる技術と知識(夜間走行、食糧計画、体力、走法等)
    • 緊急時の対応(セルフレスキュー、救護、搬送、ビバーク等)
    • 山の基礎知識(マナー、気象、用語、地図読み、地理、歴史等) を習得してもらう。
  3. 日本山岳耐久レースの選手マーシャルとしての育成

日程と内容の概略

日程 場所 テーマ/内容

第1回

4月9日(日)

五日市交流センター

山の基礎知識、登山計画、山岳におけるリスク、山岳事故、気象、競技規則と審判、選手マーシャル、特別講師 三浦裕一氏(第26回ハセツネCup優勝、第30回ハセツネCupダブル完走)による完走対策 

第2回

5月13日(土)

五日市交流センター

セルフレスキュー、読図基礎

セルフレスキュー、ロープワーク、テーピング、三角巾、輸送法、特別講師 坂本元太氏(登山ガイド・山岳救助隊員)による野外救命講習、読図基礎 

第3回

6月11日(日)

武蔵五日市 および

奥多摩山域

読図実践

(公社)日本オリエンテーリング協会認定ナヴィゲーション・インストラクターによる読図実践 

第4回

7月9日(日)

武蔵五日市 および

奥多摩山域

安全走行テクニック

特別講師 奥宮俊祐氏(第23回ハセツネCup優勝・第30回ハセツネCupダブル完走)、三浦裕一氏による安全走行のためのテクニック

第5回

8月5日(土)
〜8月6日(日) 

武蔵五日市 および

奥多摩山域

コース実走(グループ)

登山計画、読図、ナイトラン、グループ走行、ビバーク

第6回

9月9日(土)
〜9月10日(日) 

武蔵五日市 および

奥多摩山域

コース実走(単独)検定試験 修了式

登山計画、読図、ナイトラン、ビバーク、特別講師 須崎直洋氏(御嶽神社御司)による山岳信仰講話

 

注:講習内容・講師は変更になる可能性があります。

  

  

  

応募要項

募集人数 : 35

 

参加資格 : 

 

* 1. * 安全走行講習会実施の趣旨を理解し、学ぶ意欲のある方。
2. 全6回全ての講習に参加できる方。
3.

普通救命講習又は赤十字救急法基礎講習の有効な資格(受講日から3年以内)を有している方。失効、未受講の場合は5月末までに取得できる方。なお未保有の方は、6月4日(日)午前 渋谷消防署にて普通救命講習受講可能。

※救命講習実施機関により、有効期限が延長されている場合がございます。この場合、延長された有効期限内の資格を有していれば構いません。

参考:東京消防庁 https://www.tfd.metro.tokyo.lg.jp/lfe/kyuu-adv/life01-1.htm

4.

自身に関わる地域や団体等においてトレイランニング初心者を対象に、専門的な知識を活かし、安全走行の指導にあたりたい方。

5.

ZOOM、Facebookグループを利用した情報共有やオンライン講習をおこなうことがありますので、PCやスマホを使ったネットワークへの接続環境がご用意できる方。

 

選考方法 : 書類選考(応募動機・抱負等を考慮)

 

参加費用 : 33,000円(税/保険含む) 
     ※現地までの交通費、教材等の実費は参加者のご負担となります。
     ※受講に必要な中型バックパック、ツェルト、ストック等登山装備をお持ちでない場合は別途必要になります。

 

 

 

全6回の講習を全て終了し、検定試験に合格した方に、第31回日本山岳耐久レースハセツネCupのエントリー権を付与します。但し選手マーシャルとして参加し完走することが義務(エントリー費は別途必要)。万が一大会が中止になった場合、エントリー権は翌年に持ち越せません。

申込方法

後記「申込規約」「個人情報の取り扱いについて」に同意の上、こちらの2023年安全走行講習会応募フォーム

(Googleフォーム)よりお申し込みください。

 

申込期間 : 2月10日(金) 〜 3月10日(金)

        ※先着順申込みではありません。

   

合否発表 : 書類選考の上、3月下旬頃までにご登録のメールアドレスに合否連絡

 

 

※参加費用は合格の通知後お支払いいただきます。

 

主催・主管等

主催者 一般財団法人 日本山岳スポーツ協会  代表理事  岸 正夫
指導責任者

一般財団法人 日本山岳スポーツ協会  安全走行講習会実行委員長  坂上 明子

講師 公益財団法人日本スポーツ協会公認 山岳コーチ(旧称:山岳指導員)ほか、講習経験者
事務局

一般財団法人 日本山岳スポーツ協会 日本山岳耐久レース実行委員会事務局
 TEL : 042(518)9064

 FAX : 042(518)9065

 MAIL : jimukyoku@hasetsune.jp
メールでのお問い合わせはコチラ

申込規約

  1. 地震・風水害・降雪・事件・事故・疫病等による講習会の縮小・中止についてはその都度実行委員会が判断し、決定します。
  2. 受講生は、講習会中に実行委員会より講習参加に支障があると判断された場合、実行委員会の参加中止の指示に直ちに従うものとします。また、その他、実行委員会の安全管理・講習会運営上の指示に従うものとします。
  3. 受講生は、講習会において、営利、宗教、政治等を目的とした活動、その他講習会の趣旨に反する活動を行ってはなりません。また、これに違背した場合、参加中止の指示を受けても異議を述べることはできません。
  4. 受講生は、講習会中に傷病が発生した場合、スタッフによる応急手当てを受けることに異議を述べず、またその方法、経過等について、実行委員会及び当該スタッフの責任を一切問わないものとします。
  5. 講習会中の事故、紛失、疾病等に関し、実行委員会は一切の責任を追わず、受講生は実行委員会に対し損害賠償等の請求を行わないものとします。
  6. 講習会中の事故、傷病等に対する実行委員会側からの補償は、実行委員会が加入した保険の範囲以内に限定されます。
  7. 受講生は、講習会の映像・写真・記事・記録等(において氏名・年齢・性別・記録・肖像等の個人情報)が新聞・テレビ・雑誌・インターネット・SNS・パンフレット等に報道・掲載・利用されることを承諾するものとします。また、その掲載権・使用権は主催者に属します。
  8. 申込者の個人情報の取り扱いは、別途記載する実行委員会の規約に則ります。
  9. 上記申込規約の他、主催者及び実行委員会が別途定める規約(本ページ記載内容を含みます。)に則ります。

個人情報の取り扱いについて

  1. 主催者及び実行委員会は、個人情報の重要性を認識し、個人情報の保護に関する法律及び関連法令等を厳守し、主催者の個人情報保護方針に基づき、個人情報を取り扱います。
  2. 応募フォームからお送りいただく個人情報は、合否通知、参加案内及び受付等講習会運営業務並びに次項に掲げる目的に利用いたします。
  3. 参加決定者には、登山計画(警察署提出)、保険加入及び事故発生時等の緊急連絡のために、住所、生年月日、緊急連絡先等の所要の個人情報をご提供いただきます。

実行委員長あいさつ・修了生の体験記

 

 

 

安全走行講習会 実行委員長 坂上明子

 

(一般財団法人日本山岳スポーツ協会理事・公認山岳コーチ)

 

 今年で16年目を迎える安全走行講習会、修了生の数も400名を超え、ハセツネCupは勿論、全国各地のトレイルレースにおいても講習会での学びや選手マーシャル経験を生かし、大会の安全を守るスタッフとして安走会OB・OGが活躍しています。各方面から修了生(ハセツネクラブ員)の活動は高い評価を頂いており、指導者として大変喜ばしく感じております。

 

 講習会の期間はたった6ヵ月。限られた時間の中で貪欲に学び、その後も研鑽を積んで山の安全やマナーを指導できるリーダーとなり、日本のトレラン界の未来を担う人材となっていただけることを期待します。

 

 選考は書類審査。山歴や走力重視の選考ではありません。将来性、積極性、社会性等を基準に選考いたします。「応募動機・抱負」で安走会への意欲や将来の展望をお伝えください。また過去の選考で残念だった方の再応募も歓迎いたします。

 

 

 

2022年度 安全走行講習会・体験記

 

 

 

 

大沼麻由子(第15期生)

 

 私は山歴なし、トレラン歴1年未満で安全走行講習会(安走会)に応募しました。その動機は、あるトレランのイベントで14期の先輩が「夜間走やツェルトでビバーク」について楽しそうに語る姿に、私もやってみたいと興味を持ったといういささか軽いもので、そのときに「マーシャル」という言葉、そして安走会の存在を初めて知ったのでした。

 ”実際に使える技術を身に着けたい”とまじめに応募動機を書き、書類選考を無事通過、胸をなでおろしましたが、いざ安走会の初回に参加してみると、同期の仲間は100マイラーや川の道完走者、日本百名山の踏破者など猛者ぞろいで、自分の経験の少なさに一気に不安になったのを覚えています。

 その不安は第3回の地図読み実地講習で現実のものになりました。一緒のグループになった同期に比べて、私は明らかに地図/地形を読めていなかったのです。猛暑の中、先輩お二人につきっきりでご指導いただいたのに、申し訳なくなりました。また、第5回のグループ走では、テーピングの練習不足を厳しく指摘されました。

 委員長はじめ実行委員の方々は経験豊かな方ばかりで、厳しくも暖かくご指導してくださいます。また毎回、主に14期の諸先輩方がより私たち講習生に近い立場で、親身にサポートしてくださいましたが、安走会は月一回ですし、学んだ知識や技術を使えるものにするためには、日ごろから自分で地道に取り組むしかありません。

 このままではマーシャルになるための修了検定に合格できないかもしれないとの危機感を募らせた私は、高尾のオリエンテーリング・パーマネントコースに地図読みの練習に出かけ、昼休みに職場近くの公園でツェルトを張る練習を繰り返し、テーピングを箱買いして猛練習、コース後半だけでも5回ほど試走しました。

 余談ですが、第6回の個人走で足首を捻挫してしまい、翌日の下山が危ぶまれましたが、安走会で学んだテーピングの技術を生かして足首を固定、なんとか自力で下山することができ、”実際に使える技術を身に着ける”という安走会参加の目的を一つ果たせました。

 いよいよ4年ぶりに迎えたハセツネCup本番。同期の仲間全員が、ザックにマーシャルマークをつけて集合した姿が本当に誇らしかったです。レース中は夜通しの冷たい雨、どろどろの斜面に何度も心が折れそうになりましたが、コース上で安走会OB/OGの先輩方(特に12期、14期)から、たくさん声をかけていただいたことが大きな力になりました。

 右も左もわからず、ただ山を安全に楽しむ知識や技術を身に着けたいと臨んだ安全会。委員長をはじめ実行委員の方々や、サポートに入ってくださった諸先輩方のご指導のおかげで、その入り口には立てたと思いますし、なにより安走会を通じて世界が広がり、山を楽しむかけがえのない仲間ができました。

 

 

 

 

 

Photo by trail story 

 

森本康裕(第15期生)

 

  グループ登山で私の目の前歩いていた人が痩せ尾根から滑落しました。幸い木の枝に引っかかって大事に至りませんでしたが、私は山中で傷病者を抱えどうすれば良いか分かりませんでした。すると別の同行者がテキパキとみんなに指示を出し、傷病者を無事下山させる事が出来ました。その人は安走会OBでした。他にも時々一緒に遊んでいる私の周りのテキパキしてる人の中に安走会OBOGが多い事に気づきました。山で私自身がリーダーとなりパーティーを率いて行くにはこのような知識や技術を身に付けなければならないと思い2022年の安走会講習に申し込みました。

 2022年は例年より人数を半分に絞り、感染防止対策を取った上で、第1回のオリエンテーションから対面での講習でした。懇親会は自粛でしたので、同期19人と中々打ち解けられなかったですがフィールドに出てから少しほぐれてきました。

 第3回読図講習では基礎から教えてもらい、その楽しさと必要性を感じ取り、今ではほぼ同期全員が読図にはまっています。第4回ではハセツネ優勝経験のあるトップ選手に直接山での走りを指導してもらい、少し早くなった気がしました。第5回は少人数のグループ走です。メンバーは山歴・走力もマチマチでしたが、事前に何度もオンラインで登山計画書、装備品リストなどについて話し合いを繰り返し、完成させました。2日間の実走初日、ペース配分から休憩のタイミング、一緒に行動しないと分からない所をメンバーで確認しながら、誰一人ケガもなく計画通りビバーク地に到着した時はほっとしました。第6回は検定試験を兼ねた個人走です。流れはグループ走と同じですが、途中検定試験が入るので緊張が続きました。

 晴れて選手マーシャルとして臨んだハセツネCup当日は、好天続きだった安走会講習全6回と打って変わり、雨。雨が降り始めてからコース上至る所にある泥濘に何度も足を取られました。コース終盤の大岳山山頂で、両足のRSタグがなくなっているのに気付きました。競技規則上、RSタグを紛失すると失格だと分かっていたので、気持ちが萎えかけましたが、レース結果と自分のハセツネは別物と気持ちを切り替え、先に進みフィニッシュしました。

 大会終了後のレース結果審議会において、私の記録は、3CP及びフィニッシュ通過記録が確認出来ないので、失格となりました。ハセツネは国内随一の歴史を誇り距離とは関係なく過酷なレースとして、競技規則は厳密に適用されるべきと思います。失格は残念ですが、その分、来年、しっかり完走しようと思います。

 安走会講習では多くの知識や技術を学べますし、山に対する心構えや半年間共に学んだ同期など、かけがえのないものを得られます。もし興味が湧いてきたら安走会講習に参加してみませんか?


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