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山奥の簡易トイレ環境〜負荷を最小限に〜

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山奥のトイレ事情

トレイルランニング大会に参加するランナーにとって、山中でのトイレ事情は重要です。ハセツネCUPのコース前半には、常設トイレが殆どなく、第1関門では大会側で設置するトイレが用いられています。

今回、私たちはその山中のトイレ問題に焦点を当て、トイレ設置と環境改善への取り組みについてのバックストーリーをお届けします。

これまでの課題とは

2018年までは、18リットルの缶の中に排泄物を溜める方式を利用していました。

選手にとっては臭いが多いこと、他人の排泄物が見えてしまうこと、スタッフは臭いや漏れ、運搬時に缶の中で排泄物が揺れて運びにくいこと、登山に慣れていない外注業者に回収をお願いしていたこと、回収後は、し尿処理業者への依頼が必要なことなど問題が多くありました。

 

また応援に来られる方も年々多くなり、選手以外の方のトイレ利用が増えて来るなど、新たな問題も加わり、排泄物の量は増加していました。

携帯トイレ凝固剤の利用

2022年から災害時に利用されることの多い、携帯トイレ小袋と凝固剤の利用を開始しました。

 

これらの利用は、トイレ環境へのそれぞれの負担を軽減する重要なステップです。この大会では、災害時に使用されるものと同じ凝固剤が導入され、トイレでの匂いが軽減され、使用される方が各々の小袋に纏めていく方式は清潔を保つのに役立っています。大会当日に用意されたトイレ数は1500回分。ランナー700名が利用。これにより山中の清潔さが少しでも保たれることになりました。

 

大会後に麓に排泄物を下ろす際も、歩荷に自信のあるメンバー委託して行うようになった。臭いや漏れはなく、特に凝固剤の利用は汚物処理における大きな改善点だと考えられます。

臭いや汚物の拡散を防ぎつつ、処理工程を大幅に簡略化できるようになりました。

災害用の簡易トイレを採用している

最適なトイレ環境を目指して改善は続く

トレイルランニング大会の災害用トイレ設置に取り組んだ関門リーダー、山田一樹さんがコメントを寄せています。

 

山田さんは言います。「長い時間お待たせしてしまうこともあり、申し訳ありませんでした。計画や準備の為に、何度も現地を訪れた。天候によっても利用状況は左右されるので判断に迷うことも。しかし、これらの課題に立ち向かい、ランナーたちに快適なトイレ環境を提供できるように努力を惜しまないつもりです。これからも改善していけるように、スタッフ一同力を合わせて取り組みます。」

 

山田さんの熱意と関わる人々の努力が、山中の環境改善への貢献につながっています。今後の大会でも彼の指導のもと、トレイルランナーたちにとって清潔で快適なトイレ環境を提供し続けることでしょう。 

トイレ設備の全てを荷上げするのはもちろん、排泄物は往復で2時間の道のりを担ぎ下ろす。

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